戦争と革命、科学技術の飛躍的進歩、そして、経済と情報のグローバル化を20世紀は体験し、21世紀に突入しました。私は21世紀という新時代であれ、経営とは義理と人情が原点ではなかろうかと、あえて申し上げる次第です。ユーザー様との信頼関係の上で大切なことは、パートナーシップを構築し、多少の無理を伴っても相手のニーズに応える。お互いの立ち場を理解しあい、ビジネスを推進していく。また、社内においても会社の将来的目標を語り合いながら、ともに会社の発展に尽くす、情とうものが必要ではないかと考えます。
弊社製品＝テント倉庫、フレコン類などの情報入手にはホームページ、メール、ＦＡＸ、電話など、手段はいろいろありますが、それらはあくまで補助手段として活用し、“Face To Face”、目と目を合わせての会話、リラックスした雰囲気のなか、熱き血潮と、胸の鼓動を感じながら会話をすることこそが、仕事の基本と確信しております。“礼は往来を尊ぶ”と申しますが、すべてを電子メディアで処理することによる弊害は必ず出てまいります。江戸時代のマナーに、「傘かしげ」という言葉がありますが、お互いが譲り合い、相手を思いやる、という基本的な精神を含んだ、義理と人情的な考え方こそが日本の経営の根幹をなすものと、私は信じております。そして「温故知新」、「為せば成る」という格言を信じながら、英知と情熱と行動力をもって、将来を見つめ前進していく次第であります。

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　創業者　山浦　英輝